会社員から独立するには?未経験から始めやすい仕事7選と失敗しない準備

会社員から独立するには?未経験でも始めやすい仕事7選と失敗しない準備

「このままずっと会社員を続けるのはしんどい……」

「会社を辞めて、自分の力で稼げるようになりたい」

「でも、自分には特別な資格も経験もない。こんな状態から独立なんてできるの?」

このように考えている方もいるのではないでしょうか。

特に工場勤務や現場仕事では、勤務時間、交代勤務、人間関係、仕事内容、勤務地などを自分の都合だけで変えることは難しいものです。

毎日同じ時間に出勤し、決められた仕事をこなしながら、ふと「この働き方をあと10年、20年続けるのだろうか」と考えることもあるでしょう。

結論からいうと、現在の仕事とはまったく違う分野でも、未経験から独立を目指すことはできます。

ただし、ここで絶対に勘違いしてはいけないことがあります。

「未経験から始められる仕事」と「未経験でも簡単に稼げる仕事」はまったく別です。

会社員なら、基本的には会社が仕事を用意してくれます。

一方、独立すると仕事内容によっては、仕事をするだけでなく、

  • お客様を探す
  • 営業する
  • 見積もりを出す
  • 道具や設備を準備する
  • 売上や経費を管理する
  • 税金や保険について確認する

といったことまで自分で行う必要があります。

そのため、この記事では単純に「おすすめの仕事」を並べるだけではありません。

会社員、とくに工場勤務や現場仕事から独立を考えている方が、会社を辞める前に何を確認し、どの仕事を選べばいいのかまで順番に解説します。

今すぐ会社を辞める必要はありません。

まずは会社員として収入がある今のうちに、「自分にもできそうな仕事はあるのか?」を探すところから始めてみましょう。

  1. 会社員から未経験で独立することはできる?
    1. 会社員時代の経験は独立後も無駄にならない
    2. 「会社が嫌だから独立する」だけで決めない
  2. 会社員から独立する前に考えておきたい3つのこと
    1. 1.毎月いくらあれば生活できるのか
    2. 2.どうやって最初の仕事を取るのか
    3. 3.会社員のまま試せないか
  3. 未経験から独立を目指しやすい仕事7選
    1. 1.ハウスクリーニング
    2. 2.軽貨物・配送
    3. 3.Webライター
    4. 4.動画編集
    5. 5.Web制作・ホームページ制作
    6. 6.各種代行サービス
    7. 7.フランチャイズ・代理店ビジネス
  4. 結局どれがいい?タイプ別に選ぶなら
  5. 未経験から独立する仕事を選ぶ5つのポイント
    1. 1.初期費用を回収できるか
    2. 2.未経験から仕事ができるレベルまで習得できるか
    3. 3.継続的な需要があるか
    4. 4.最初のお客様をどう見つけるか
    5. 5.会社員のまま試せるか
  6. 未経験から独立して失敗しやすい5つのパターン
    1. 1.勢いだけで会社を辞める
    2. 2.売上をそのまま手取りだと思う
    3. 3.最初からお金をかけすぎる
    4. 4.技術ばかり勉強して仕事の取り方を考えていない
    5. 5.生活資金を考えずに辞める
  7. 会社員のまま独立準備を始める5STEP
    1. STEP1.興味のある仕事を3つに絞る
    2. STEP2.必要なお金を書き出す
    3. STEP3.資格・許認可・開業手続き・技術・研修を確認する
    4. STEP4.可能なら副業などで小さく試す
    5. STEP5.仕事と生活の見通しができてから退職を判断する
  8. ハウスクリーニングは工場勤務からの独立候補になる?
    1. メリットだけでなく独立後の仕事全体を見る
    2. 未経験なら研修内容を確認する
    3. 最重要なのは独立後の案件獲得方法
  9. 独立するか転職するか迷ったときの判断基準
  10. 会社員から未経験で独立するときによくある質問
    1. 未経験でも独立できますか?
    2. 資格がなくても独立できますか?
    3. 40代・50代からでも独立できますか?
    4. 会社を辞める前に副業した方がいいですか?
    5. フランチャイズなら未経験でも安心ですか?
    6. 会社を辞めてから独立準備を始めてもいいですか?
  11. まとめ|会社員から未経験で独立するなら「辞める前」が一番重要

会社員から未経験で独立することはできる?

「独立するなら、その業界で何年も働いた経験が必要なのでは?」と思うかもしれません。

もちろん、経験や資格がなければできない仕事もあります。

しかし、すべての仕事で長期間の実務経験が必要というわけではありません。

会社員として働きながら技術を身につけ、副業などで実際の仕事を経験したあと、独立を目指す方法もあります。

会社員時代の経験は独立後も無駄にならない

「工場しか経験していないから、自分には何のスキルもない」

そう思っている方もいるかもしれません。

しかし、工場や現場で身につけた能力を一つずつ分解すると、独立後にも活かせるものがあります。

工場・会社員で身につく経験 独立後に活かせる場面
決められた時間を守る 訪問時間・納期・予約管理
作業手順を守る サービス品質の安定
安全を確認して作業する 現場作業・機材使用時の安全管理
品質を確認する 納品物・サービスのチェック
異常やトラブルへ対応する 顧客対応・クレーム対応
周囲と連携して仕事をする 取引先・顧客とのコミュニケーション
毎日決められた仕事を継続する 独立後の自己管理

独立というと、「営業が得意」「話が上手」「特別な資格を持っている」といった人だけができるように感じるかもしれません。

しかし、実際には約束を守る、決められた作業を丁寧に行う、品質を一定に保つといった能力も仕事を続けるうえで重要です。

「会社が嫌だから独立する」だけで決めない

一方で注意したいのが、今の会社から逃げることだけを目的に独立してしまうことです。

会社員には会社員の大変さがありますが、独立にも別の大変さがあります。

たとえば会社員なら、仕事量が少ない日でも毎月ある程度決まった給与を受け取れる場合があります。

独立後は、仕事がなければ売上も発生しません。

そのため、

  • 会社から離れたいのか
  • 仕事内容そのものを変えたいのか
  • 働く時間を自分で決めたいのか
  • 収入を増やしたいのか
  • 自分の事業を持ちたいのか

まず「なぜ独立したいのか」を整理しておきましょう。

会社員から独立する前に考えておきたい3つのこと

1.毎月いくらあれば生活できるのか

最初に把握しておきたいのが、毎月必要なお金です。

たとえば、独立後に月30万円を売り上げたとしても、その30万円をすべて生活費に使えるとは限りません。

仕事内容によっては、

  • 仕入れ・材料費
  • 車両費
  • ガソリン代
  • 道具・機材代
  • 広告費
  • 通信費
  • 保険料

などが発生します。

たとえば月40万円の売上があり、仕事に必要な経費が8万円かかったなら、単純計算では32万円が残ります。

さらに、税金や社会保険なども考える必要があります。

「会社員時代の給料が30万円だから、独立後も月30万円売れば同じ生活ができる」とは限らないということです。

「会社員時代の給料が30万円だから、独立後も月30万円売れば同じ生活ができる」とは限らないということです。

独立を考えるときは、「売上」ではなく最終的に生活へ回せるお金を意識しましょう。

2.どうやって最初の仕事を取るのか

独立するときに技術以上に重要になる場合があるのが、仕事を獲得する方法です。

極端な話、ものすごく高い技術を持っていても、その存在を誰にも知られていなければ依頼は来ません。

仕事によっては、

  • ホームページ
  • SNS
  • Web広告
  • 知人からの紹介
  • 営業
  • クラウドソーシング
  • プラットフォーム
  • 加盟店・代理店からの案件紹介

などから仕事を獲得します。

つまり独立する仕事を選ぶときは、

「自分にできる仕事か?」だけではなく、「自分でもお客様を見つけられる仕事か?」

まで考える必要があります。

3.会社員のまま試せないか

会社を辞めてから「思っていた仕事と違った」と気づくより、可能であれば会社員のうちに小さく試す方がリスクを抑えやすくなります。

実際にやってみれば、

  • その仕事が自分に向いているか
  • どれくらい時間がかかるか
  • お客様を獲得できるか
  • 継続して仕事を受けられそうか
  • どれくらい経費がかかるか

などが見えてきます。

ただし、副業を始める際は勤務先の就業規則やルールを確認してください。

未経験から独立を目指しやすい仕事7選

ここからは、会社員から未経験で独立を検討するときの代表的な選択肢を7つ紹介します。

まずは全体を比較してみましょう。

仕事 初期費用 副業との相性 体力 集客 工場勤務経験との相性
ハウスクリーニング 必要 重要
軽貨物・配送 中~高 △~○ 必要 契約形態による
Webライター 少ない 重要
動画編集 低~中 少ない 重要
Web制作 低~中 少ない 重要
各種代行サービス 内容による 内容による 重要 ○~◎
フランチャイズ・代理店 案件による 案件による 業種による 支援がある場合も ○~◎

※費用・必要な資格や許認可・副業の可否などは、実際に行う事業内容や契約条件によって異なります。開業前に必ず確認してください。

1.ハウスクリーニング

ハウスクリーニングは、住宅などを訪問し、エアコン、水回り、浴室、キッチンなどを清掃する仕事です。

家庭で行う日常的な掃除とは異なり、汚れや設備に応じた知識・技術が必要になります。

一方、体を動かすことに抵抗がなく、決められた手順で作業することが得意な人にとっては検討しやすい仕事です。

工場勤務で身につけた、

  • 作業手順を守る
  • 安全を意識する
  • 仕上がりを確認する
  • 道具を管理する
  • 時間内に作業を終わらせる

といった習慣も活かしやすいでしょう。

ただし、独立後は清掃だけをしていればよいわけではありません。

予約管理、移動、道具の準備、お客様対応、売上管理、集客なども必要です。

未経験者向けの技術研修や独立支援を用意しているサービスもあるため、自力で一から始めることに不安がある人は選択肢になります。

ハウスクリーニングの独立支援を検討するときは、「研修がある」という理由だけで決めないことが重要です。

説明会や資料を見る場合は、少なくとも「初期費用」「研修内容」「独立後の費用」「案件獲得方法」「契約・解約条件」まで確認しましょう。

2.軽貨物・配送

軽貨物・配送も、会社員から独立を考える人が検討する仕事の一つです。

決められた荷物を決められた場所へ運ぶ仕事のため、工場や現場で体を動かすことに慣れている人とは比較的相性があります。

一方で、車両費、燃料費、保険、メンテナンスなどが発生する場合があります。

また、軽自動車を使って有償で荷物を運ぶ貨物軽自動車運送事業を始める場合は、車を用意するだけでは始められません。

原則として、営業所を管轄する運輸支局へ貨物軽自動車運送事業の経営届出を行い、事業用ナンバー、いわゆる「黒ナンバー」を取得する必要があります。

さらに、2025年4月から貨物軽自動車運送事業者に対する安全対策が強化され、貨物軽自動車安全管理者の選任・届出なども必要になっています。

「月の売上が高そう」という理由だけで選ばず、車両関係の費用を差し引いて実際にどの程度残るのかに加え、必要な届出や安全管理のルールも確認しましょう。

制度は変更される可能性があるため、開業前には国土交通省や営業所を管轄する運輸支局で最新情報を確認してください。

3.Webライター

Webライターは、Webサイトや企業メディアなどの記事を書く仕事です。

パソコンとインターネット環境を中心に始められるため、設備が必要な事業と比べると小さく始めやすいのが特徴です。

会社員として働きながら、仕事が終わったあとや休日に取り組むこともできます。

ただし、「文章が書ける=稼げる」というほど単純ではありません。

仕事を増やしていくためには、

  • 文章力
  • 情報を調べる力
  • 構成を考える力
  • 納期管理
  • 顧客とのやり取り

などが重要になります。

また、Webメディア向けの記事を執筆する案件などでは、SEOの基礎知識を求められる場合もあります。

体力仕事から離れたい人や、自宅でできる仕事へ移行したい人には候補になります。

4.動画編集

動画編集は、YouTube、SNS、企業向け動画などを編集する仕事です。

編集ソフトを扱う知識やパソコンが必要になりますが、会社員として働きながら学び、副業から仕事を経験することもできます。

一方で、編集技術だけ覚えれば独立できるわけではありません。

独立後に安定して仕事を続けるには、継続して依頼してくれる顧客を増やす必要があります。

納期を守ることや、指示された内容を正確に反映することも重要なので、工場勤務で「決められた仕様・品質を守る」ことに慣れている人は、その経験を活かせる部分があります。

5.Web制作・ホームページ制作

Web制作は、企業や個人事業主などのホームページを作る仕事です。

HTML、CSS、WordPressなどの知識が役立つほか、仕事内容によってはデザインやプログラミングなども必要になります。

Webライターなどと比べると、仕事を受けられるレベルになるまで学習時間が必要になる場合があります。

その代わり、会社員のまま勉強を続け、小さな案件から経験を増やしていく方法があります。

「今後は体力ではなく、パソコンを使って仕事をしたい」という人は検討してみてもよいでしょう。

6.各種代行サービス

家事、清掃、買い物、事務作業など、「誰かが自分でやるには面倒・時間がない」と感じる作業を代わりに行うサービスもあります。

大がかりな設備がなくても始められるサービスがある一方、提供内容によっては資格や許可などの確認が必要になる場合があります。

「自分でもできそうだから」という理由だけで始めず、事業として提供して問題ない内容なのかを事前に確認しましょう。

7.フランチャイズ・代理店ビジネス

すでに仕組みが作られている事業へ加盟して独立する方法もあります。

サービスによっては、

  • 研修
  • ブランド
  • 営業支援
  • マニュアル
  • 案件紹介

などを利用できる場合があります。

そのため、「ゼロからすべて自分で考えるのは不安」という未経験者にとって候補になります。

ただし、フランチャイズだから安心とは限りません。

加盟金、研修費、毎月の費用、ロイヤリティ、契約期間、解約条件などはサービスごとに違います。

説明会でメリットだけを聞いて決めず、「売上が思ったように伸びなかった場合でも続けられる条件なのか」まで確認することが重要です。

結局どれがいい?タイプ別に選ぶなら

7種類を見ても「結局、自分にはどれが向いているの?」と迷うかもしれません。

その場合は、仕事内容だけでなく、今後どんな働き方をしたいのかで考えてみましょう。

希望 検討しやすい仕事
体を動かす仕事が苦にならない ハウスクリーニング・軽貨物
現場仕事の経験を活かしたい ハウスクリーニング・軽貨物・各種代行
体力仕事から離れたい Webライター・動画編集・Web制作
できるだけ小さく副業から始めたい Webライター・動画編集・Web制作など
自分だけでゼロから始めるのが不安 研修・支援のあるフランチャイズや独立支援
人と接することが苦にならない ハウスクリーニング・軽貨物・代行サービス

ここで重要なのは、世間で「稼げる」と言われている仕事ではなく、自分が続けられる仕事を選ぶことです。

未経験から独立する仕事を選ぶ5つのポイント

1.初期費用を回収できるか

独立するときは、「始めるのにいくら必要か」だけを見るのでは不十分です。

たとえば初期費用にまとまったお金が必要なら、その金額を何件・何か月の仕事で回収できるのかまで考える必要があります。

初期費用 ÷ 1件あたりの利益を考えるだけでも、必要な仕事量が見えやすくなります。

2.未経験から仕事ができるレベルまで習得できるか

研修やオンライン講座が用意されていても、それだけで独立が成功するわけではありません。

重要なのは、研修を終えたあとに実際のお客様からお金をもらって仕事ができるレベルまで習得できるかどうかです。

3.継続的な需要があるか

一時的に話題になっているだけの仕事では、数年後に需要が大きく変わる可能性があります。

「その仕事を実際に必要としている人がいるのか」「自分が活動する地域や分野にお客様がいるのか」を調べましょう。

4.最初のお客様をどう見つけるか

独立前にぜひ答えを出してほしい質問があります。

「独立した翌日、最初のお客様をどうやって見つけますか?」

この質問に答えられないなら、会社を辞めるのはまだ早い可能性があります。

集客サイトを使うのか、営業するのか、広告を出すのか、紹介してもらうのか。

独立する前から、最初の仕事を取る方法を具体的に考えておきましょう。

5.会社員のまま試せるか

可能なら、会社員のうちに一度経験してみることをおすすめします。

頭の中で「向いていそう」と考えるのと、実際にお客様からお金をもらって仕事をするのではまったく違います。

小さく試すことで、自分との相性だけでなく「本当にお金を払ってくれるお客様がいるか」も確認できます。

未経験から独立して失敗しやすい5つのパターン

1.勢いだけで会社を辞める

仕事がつらいと、「もう辞める。独立した方がマシだ」と考えたくなることがあります。

しかし、会社を辞めた翌月から十分な売上が発生するとは限りません。

会社を退職する

仕事を始める準備をする

お客様を探す

なかなか仕事が取れない

生活費だけが減っていく

この状態になると、焦って条件の悪い仕事を受けてしまう可能性もあります。

会社員として収入があるうちに準備できるのであれば、その時間を最大限利用しましょう。

2.売上をそのまま手取りだと思う

「月50万円売れた=50万円自由に使える」という意味ではありません。

事業に必要な経費などを差し引いたあと、さらに税金や社会保険などについても考える必要があります。

会社員時代の給与と事業の売上を、そのまま同じ数字で比較しないようにしましょう。

3.最初からお金をかけすぎる

「本気で独立するなら最初から最高の道具を買おう」

そう考えて、売上がない段階から高額な設備や機材をそろえるのは危険です。

最初から絶対に必要なものと、売上が増えてから追加できるものを分けましょう。

4.技術ばかり勉強して仕事の取り方を考えていない

独立準備というと、資格取得や技術習得だけに目が向きがちです。

しかし、仕事を取れなければ売上にはなりません。

独立前から、

  • 誰がお客様なのか
  • どこにその人がいるのか
  • どうやって自分を知ってもらうのか
  • 1件受注するとどれくらい残るのか
  • リピートしてもらえる仕事なのか

まで考えておきましょう。

5.生活資金を考えずに辞める

独立直後は、毎月同じ金額を稼げるとは限りません。

売上が少ない期間が続いた場合でも生活できるのか、独立前に確認しておく必要があります。

住宅費、食費、通信費、保険、家族に必要なお金など、毎月必ず出ていく支出を一度書き出してみましょう。

会社員のまま独立準備を始める5STEP

STEP1.興味のある仕事を3つに絞る

いきなり「これで独立する」と決める必要はありません。

まず候補を3つ程度に絞ります。

たとえば、

「ハウスクリーニング」「動画編集」「Webライター」

のように、まったく違う仕事を比較しても構いません。

STEP2.必要なお金を書き出す

それぞれについて、

  • 道具
  • 設備
  • パソコン
  • 車両
  • 研修
  • 広告
  • 毎月発生する費用

などを調べます。

最初の金額だけでなく、独立後も毎月発生する費用を確認するのがポイントです。

STEP3.資格・許認可・開業手続き・技術・研修を確認する

次に、その仕事を行うために必要な資格や許認可がないか確認します。

個人事業として独立する場合は、税務署への開業に関する手続きについても確認しておきましょう。

また、青色申告を利用したい場合は、「所得税の青色申告承認申請書」の提出期限にも注意が必要です。

資格が必要ない仕事でも、実際にお客様へ提供できるレベルまで技術を身につける方法を考えましょう。

仕事内容によって必要な届出や許認可は異なるため、実際に始める事業について国税庁や関係行政機関の最新情報を確認してください。

STEP4.可能なら副業などで小さく試す

勤務先のルールを確認したうえで、副業として経験できる仕事なら小さく始めます。

最初の目標は「会社員と同じくらい稼ぐこと」ではありません。

知らない相手から実際に仕事を依頼してもらい、お金を受け取れるか確認することです。

1件でも自分の力で仕事を獲得できれば、その過程から多くのことが分かります。

STEP5.仕事と生活の見通しができてから退職を判断する

独立準備を始めたからといって、会社を辞めなければならないわけではありません。

「いつ辞めるか」は最後に決めれば大丈夫です。

少なくとも、

  • どんな仕事をするか
  • どうやって仕事を取るか
  • どのくらい経費がかかるか
  • 生活費をどうするか
  • 売上が少ない期間に耐えられるか

を具体的に説明できる状態になってから、退職について考えましょう。

ハウスクリーニングは工場勤務からの独立候補になる?

ここまで7種類を紹介しましたが、工場や現場仕事を経験している人が比較するとき、ハウスクリーニングは候補の一つになります。

理由は、パソコン中心の仕事とは違い、これまで身につけてきた「体を動かして作業する」「手順を守る」「品質を確認する」といった習慣を活かせる部分があるためです。

ただし、「清掃なら自分でも簡単にできそう」だけで決めるのはおすすめできません。

メリットだけでなく独立後の仕事全体を見る

ハウスクリーニングで独立すると、実際の清掃以外にもさまざまな仕事が発生します。

  • 予約受付
  • お客様との連絡
  • 現場への移動
  • 道具や洗剤などの管理
  • 売上・経費管理
  • 集客

「掃除ができるか?」だけではなく、これらを含めた働き方が自分に合うか考える必要があります。

未経験なら研修内容を確認する

独立支援サービスの中には、未経験者向けに技術研修などを設けているものがあります。

研修がある場合は、単に「研修あり」と書いているかではなく、

  • 何を教えてもらえるのか
  • 研修期間はどのくらいか
  • 追加費用はないか
  • 研修後も相談できるのか
  • 実際の仕事を取る方法まで学べるのか

を確認しましょう。

最重要なのは独立後の案件獲得方法

どれだけ清掃技術を身につけても、お客様から依頼が来なければ事業にはなりません。

自分ですべて集客するのか、それとも案件獲得を支援してもらえる仕組みがあるのか。

ここは独立前に必ず確認しておきたいポイントです。

説明会や資料請求を利用する場合でも、そこで契約を決める必要はありません。

まずは「自分が独立した場合、本当に仕事を続けられそうか」を判断するための情報収集として利用するくらいの考え方でよいでしょう。


独立するか転職するか迷ったときの判断基準

今の会社を辞めたいからといって、独立しなければならないわけではありません。

場合によっては転職した方が、自分が求めている働き方を実現できることもあります。

考え方 向いている可能性
毎月ある程度安定した給与がほしい 転職
営業や集客をできるだけしたくない 転職
今の会社だけが嫌で仕事内容は嫌いではない 転職
自分で仕事を獲得したい 独立
収入の変動を受け入れても自分で事業をしたい 独立
働き方そのものを自分で作りたい 独立
どちらか決められない 会社員のまま情報収集

「会社を辞めたい」と「独立したい」は似ているようで違います。

今の職場環境だけが問題なら、会社を変えるだけで解決する可能性もあります。

会社員から未経験で独立するときによくある質問

未経験でも独立できますか?

未経験から始められる仕事はあります。

ただし、「未経験だから何も準備しなくてもよい」という意味ではありません。

必要な技術を身につけ、仕事を獲得する方法を用意したうえで独立することが重要です。

資格がなくても独立できますか?

資格が必須ではない仕事もあります。

一方、仕事内容によっては資格・許認可などの確認が必要になるため、実際に始める事業ごとに調べてください。

40代・50代からでも独立できますか?

年齢だけで独立できる・できないが決まるわけではありません。

ただし、若い頃とは違い、

  • 体力
  • 住宅費
  • 家族の生活費
  • 貯蓄
  • 今後働ける年数
  • 新しい技術を学ぶ時間

なども含めて考える必要があります。

特に家族の生活を支えている場合は、「会社を辞めてから考える」のではなく、会社員のうちに準備を進めた方がリスクを抑えやすくなります。

会社を辞める前に副業した方がいいですか?

副業として試せる仕事であれば、会社員のうちに経験しておくことは有力な方法です。

実際に仕事をしてみることで、自分との相性、仕事の取りやすさ、必要な時間、経費などを確認できます。

勤務先の就業規則や副業に関するルールは事前に確認してください。

フランチャイズなら未経験でも安心ですか?

フランチャイズや独立支援サービスでは、研修や営業支援などが受けられる場合があります。

しかし、「フランチャイズだから成功できる」とは限りません。

加盟金、毎月の費用、ロイヤリティ、契約期間、解約条件、案件紹介の仕組みなどを比較したうえで判断してください。

会社を辞めてから独立準備を始めてもいいですか?

もちろん不可能ではありません。

ただし、準備期間中も生活費は発生します。

会社員のまま準備できる環境にあるなら、収入を確保しながら情報収集・技術習得・小さな実践を進める方法も検討してみましょう。

まとめ|会社員から未経験で独立するなら「辞める前」が一番重要

会社員から未経験で独立することはできます。

工場勤務や現場仕事しか経験していなくても、そこで身につけた安全意識、品質管理、手順を守る力、継続力などを活かせる仕事があります。

今回紹介した仕事は次の7つです。

  • ハウスクリーニング
  • 軽貨物・配送
  • Webライター
  • 動画編集
  • Web制作・ホームページ制作
  • 各種代行サービス
  • フランチャイズ・代理店ビジネス

ただし、一番大切なのは「どの仕事が一番稼げるか」を探すことではありません。

自分でも仕事を獲得でき、経費を払ったあとに生活できるだけのお金を残し、それを続けられるかを考えることです。

今の会社がつらくても、今日会社を辞めて独立する必要はありません。

まずは、

候補を探す → 費用を調べる → 技術を身につける → 小さく試す → 仕事を取れるか確認する

この順番で構いません。

そして、会社員として給料を受け取れている期間は、独立準備を進めるうえで非常に貴重な時間でもあります。

「会社を辞めること」をゴールにするのではなく、会社を辞めたあとも自分と家族が生活していける働き方を作ることをゴールにしましょう。

ハウスクリーニングなど未経験者向けの研修・独立支援がある仕事に興味がある場合も、いきなり契約する必要はありません。

まずは資料や説明会などを利用して、費用・研修・仕事内容・案件獲得方法・契約条件を比較するところから始めてみてください。


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